私がアメリカに来る前に受けたTOEICの点数は、860点でした。
大学3年の就活時に取ったスコアが600点代だったので、約200点upしたことになります。
まず、大学時代にどんな勉強法で600点代を取得したのか、そして、そこからどうやって800点代に持って行ったのかを自分なりに分析してみました^_^
私が使った(使っている)教材や本、ドラマ等を”英語の勉強方法 – TOEICで800点を超える(2) : オススメ教材“で紹介しているので、良かったらcheckしてみてください。
(1) TOEIC600点代の取り方
a) 基本的な文法パターンを叩き込む。(どれが主語、述語、目的語、副詞なのかを理解できるようにする。)
b) ボキャブラリーを増やす
c) 長文(小説やビジネス書、新聞)をとにかく読む
d) 英語の映画やドラマを観る
が全てです。笑
a) 特に、文法は本当に大事です。
ある単語とある単語の関係性を理解できれば、あとは単語の意味から何を言っているのか分かるようになります。
私は、最初のうちは英語の文章の下に”S(主語)”、”V(述語)”、”O(目的語)”、”C(副詞)”と書いてその文章がどんな構造になっているのかをより視覚的に理解しようとしていました。あとは、その文章をノートに書き写すこともやっていました。
結果的に、これはかなり後々効果を発揮したので、やって良かったと思っています。
b) 文法が理解できるようになったのに英語の点数が伸びない。という人は、確実に単語力不足です。とにかくボキャブラリーを増やしましょう。
これは、単純暗記が苦手な私にとって一番辛かったです。笑
でも、ボキャブラリーが増えるのと比例して成績も伸びたので、必死に覚えていました。
c & d) 長文を読んだり、映画・ドラマを観ることも同時にとても重要です。
長文は、長い文章を読むことへの抵抗を減らしてくれます。最初の1/3くらいまでは分からない単語を検索してもok、あとの2/3は分からない単語があっても、とにかく読み進める。最初の1/3で物語の前提を理解することで、後半の分からない単語もどんな意味なのか予測して読み進められると思います。
ちなみに、ここで読む文章は少なくても自分の興味のありそうな内容を選んだほうが無難です。日本語と同様、興味のない内容(しかも長文)を読み続けるのは苦痛だと思うので。
映画やドラマは、普段の生活でネイティヴがどんな表現を使っているのかを自分に染み込ませるのに本当に役にたちました。
日本の教育現場で教えている英語なんてネイティヴは会話では使わない表現ばっかりだ、という声を聞くこともありましたが、特にドラマを見ているとそれが嘘だとわかります。笑
みんな、意外と私たちが学校で習ったきれいな文法通りの英語を普通に会話で言ったりしています。学校だと、訳を書く時どうしても「〜である。」とか「〜です。」とか堅い日本語になるので、そのイメージで「会話で使うにはちょっと堅すぎる表現かなぁ」と考えていましたが、そんなことないです。
実際、私が見ていた有名なドラマ「Gossip Girl」内でも、主人公が
“She is my friend and you’re her boy friend.”
(彼女は私の友達だし、あなたは彼女の彼氏でしょ?)
というようなことを言うシーンがあるんですが、当時の私は「あ、すごい文法通りだ」と思いました。笑
今考えると何てことのないセリフなんですが、その時の私はこのセリフで「文法に忠実に話せば良いんだな」「それってそんなに堅い表現じゃないんだな」と当たり前のことを思ったのを覚えています。
例えば、学校でこの文章を和訳しろ、っていう問題が出たら、私は確実に「彼女は私の友達で、あなたは彼女の彼氏です。」って翻訳するだろうなーと思います。普段友達とする会話としては、堅すぎる日本語ですよね。
(2) TOEIC800点代の取り方
a) 上記のc&dを続ける。
b) 自分で文章を書く
a) 英語の文章をなるべくたくさん読むことです。TOEICにも必ず長文問題がありますが、860点をとったテストで私は問題を解いている時点で自分の成長を実感しました。
だって、文章が本当にスラスラ読めたので。笑
読むスピードが全然違うので時間に余裕が持てて、苦手な文法問題に多くの時間を使うことができました。
b) 文章を自分で書く、というのはボキャブラリーの定着、という意味でとても良い効果がありました。私は仕事で英語でメールを書く機会が多くあったので、それが良かったのだと思っています。
「こういうことを書きたいんだけど、英語だとどう表現したら良いんだろう?」と思うことがたくさんあったし、その度にgoogleで検索して、自分の文章に当てはめる。
毎日続けると、意外とすらすら文章が書けるようになるし、書けるということは完全に理解できるということです。
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ちなみに、”高校卒業した時からこっちに10年以上住んでいます”という日本人にたくさん会って私が実感したのは、”私たちは英語ネイティヴではない”という事実です。
最初から、ネイティヴと同じように話せるようになりたい、とは思わない方が良いかもしれません。という私も、少し前まではネイティヴと同じように話せるようになりたいと思っていましたが。笑
いつか、あと何十年かしてそう思うのはいいかもしれませんが、最初からそこを目指していると自分の出来なさに本当に辛くなります、、笑
今はそんなことよりも、英語で伝える力をつける方が大事だと気づきました。