アメリカの個人税務申告 : 米国 Individual Tax Return – Form 114 (FinCEN)とは

Fincen

アメリカの税務申告で、よく忘れがちだったり、そもそも申告義務のあることを知らない人が多いな〜と思うのが、Form 114 です。

Form 114とは、Report of Foreign Bank and Financial Accounts米国外金融資産・口座開示書)のことで、以下の全てに該当する人はこのForm 114を提出する義務があります。

・該当年度に米国税務申告を提出する義務がある

・年度中の米国外金融資産・口座の最高残高の合計が$10,000以上あった(ここで言う金融資産・口座とは、銀行預金、株式、金・銀、貯蓄型の年金、貯蓄型の学資保険などです。直接保有している資産(箪笥預金など)に関しては、申告の義務はありません。)

ちなみに、夫婦合算(Filing Married Jointly)で米国申告書を提出している場合は、申告者と配偶者がそれぞれ個別に上記2項目に該当するか確認する必要があります。

例えば、夫婦合算申告をしている夫婦で、夫が日本の口座に合計$10,000以上の預金があり、妻が日本の口座に合計$5,000の預金がある場合は、夫の口座のみを開示します。

ここで注意が必要なのは、夫が3つの口座を保有していて、それぞれの最高預金残高が$2,000、$3,000、$6,000の場合は、3つ全ての口座情報を開示する必要があること。

また、ある会社のCFOなどをしていて、会社の口座のSignature Authority(署名権)を持っている場合は、個人のForm 114の中に該当口座の情報を含める必要があります。

通常のForm 1040(米国個人申告書)はIRS(米国歳入庁)に提出しますが、Form 114は米国財務省の中の一部門、Financial Crimes Enforcement Network ( FinCEN : 金融犯罪取締執行ネットワーク ) に提出します。

(もし会計事務所等に申告書作成を依頼しているのであれば、おそらくその事務所がForm 114も一緒に申告してくれるはずです。)

今はweb siteから情報を提出できるので、情報さえ揃っていれば個人で行う場合もそれほど難しくありません。

提出締め切りは、翌年の4月15日(2017年の申告の締め切りは2018年4月17日)ですが、2018年2月現在、10月15日まで自動延長申請となっているので、実質10月15日までに提出すればokです。

FinCEN web site

↑上記公式サイトから、案内に従って申告できます。

FinCENへの申告を怠ると、最高$10,000の罰金が課されます。また、悪意や故意による不開示の場合には、$100,000もしくは不開示の口座預金の50%のうち、大きい方の金額が罰金として課されます。時効は6年です。

なかなか、、厳しいPenaltyですよね。

 

Form 114のFinCENへの提出は、近年増えているテロ等を踏まえマネーロンダリング監視のため、という背景があるようです。

預金残高が多いからといって特に税金が増えることはないので、少なめに金額を載せる、というようなことは無意味です。笑

逆に、FinCENから何か質問された場合(そんなの今まで聞いたことないですが)に証拠書類と申告した金額が合致していないと、罰金の対象になる可能性が。。

アメリカに居住している場合、口座情報を集めるのが少し面倒かもしれませんが、高い罰金を払うよりはマシだと思ってきちんと申告しましょう^_^

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